2022.02.02 11:28§23. コトメアナ修道院 Mănăstirea Cotmeana 2010.8.9 シビウの見学を終えピテシュティへと向かう途中アルジェシュ県(Județul Argeș)にあるコトメアナ修道院(Mănăstirea Cotmeana)を見学しました。鄙びた村にある素朴な修道院でした。村の少年たちが4,5人遊んでいて、私の顔を珍しそうに見ました。 井戸水で手を洗い清めてお堂に入り、ろうそくを灯し、ここまでの旅行の無事を感謝してお祈りしました。コステルはイコンに口づけし、同じようにお祈りしました。 そしてその日の夕方、ようやく車はピテシュティに入り、二晩お世話になるミキ邸に到着しました。
2022.01.30 09:31§22. 何度でも来たい町・シビウ 2010.8.9 8月9日9時にクルージュ・ナポカを出発した私たちは、200キロの道のりを3時間あまりかけてシビウ(Sibiu)の町に到着しました。 【シビウの大広場・小広場】 Piața Mare, Piața Mica 2010.8.9 ブラショフやクルージュ・ナポカなどと並んでシビウもとてもきれいな町です。大広場から小広場にかけてゆっくり時間をかけて散策しました。テラスでは多くの市民が食事や喫茶を楽しんでいました。私たちも小広場のテラスで食事をしました。私はチョルバ・デ・ブルタとスパゲッティとコーヒーをいただきました。 大広場と小広場の間には町のシンボルである時計塔がありました。 次に教会を見学しました。福音教会(Biserica Evan...
2022.01.28 06:25§21. クルージュ・ナポカの城跡 2010.8.8 8月8日、サリーナ・トゥルダ(Salina Turda)を見学し終えると、私たちはクルージュ街道の途中で昼食をとり、14時40分にクルージュの中心街(Centru)に入りました。 【城塞】 Cetătuia 2010.8.8 最初に訪れたのは城塞です。かつてこの地には立派なお城が築かれていたのでしょうが、現在はかつてここがお城であったことを示す記念碑と城壁の名残をとどめる石垣の遺構があるだけで、辺り一帯は公園として整備されていました。とても感じのいい公園でした。民族の英雄と書かれた記念碑の前で写真を撮りました。この記念碑の上部は十字架になっています。 城塞は小高い丘にあり、クルージュの町並みを一望できました。絶好...
2022.01.25 02:26§20. サリーナ・トゥルダ(岩塩鉱) Salina Turda 2010. 8.8 8月8日午後12時、私たちはトゥルダ(Turda)の町にあるサリーナ・トゥルダ(Salina Turda)を見学しました。salină は「塩鉱・塩田」」を表す単語です。かつてここでは岩塩が採れたためにいくつもの坑道が掘られ、塩の鉱山のようになっているのだろうと想像しました。 広大な平地にそれほど大きくない体育館程度の大きさの建物が建っていました。その建物を囲むようにして、周囲の道路には至る所に観光に訪れた人々の車が停めてありました。私たちもその建物からずいぶん離れた道路に車を停め、10分くらい歩きました。 建物の中は見学する人々であふれかえっていました。私は建物に入る前は、ここはかつて岩塩を採掘した当時の様々な資料を展示する資料館なのかな...
2022.01.23 11:40§19. 【ビカズ峡谷・ビカズ湖・ロシュ湖】 Cheile Bicazului•Lacul Bicaz•Lacul Roșu 2010.8.7 ブコビナ地方の修道院巡りを終えるとコステルが言いました。「サトーに見せたいものがある。ビカズ峡谷だ。なにしろルーマニア一番の景観だと聞いている。そこにはビカズ湖とロシュ湖があり、大きな滝もある。きっと君も気に入るだろう。実は私自身も是非見てみたいのだ。」 私はその提案を嬉しく思い即座に同意しました。ところが山道は九十九折りにくねっていて、走っても走っても目的地にはなかなか辿り着きません。 15時40分、私たちはようやくビカズ峡谷に到着しました。グラ・フモールルイから昼食時間も含め、延々4時間40分を要しました。 ビカズ峡谷の駐車場はどこも車でいっぱいでした。駐車場の近くには出店が立ち並び、多くの旅行者でにぎわってい...
2022.01.21 02:11§18. フモール修道院とヴォロネツ修道院 Mănăstirea Humorului și Mănăstirea Voroneț 2010.8.7この日の午前中グラ・フモールルイの町にある二つの修道院を見学しました。
2022.01.19 04:24§16. プトナ修道院-聖天使たちのフレスコ画 Mănăstirea Putna 2010.8.6 【プトナ修道院】 Mănăstirea Putna プトナ修道院に着いたのは14時30分でした。ここはシュテファン大公が1466年に建てたものだそうです。シュテファン大公ゆかりの遺品を展示する博物館があったのでそこも見学しました。大公の愛用した sabie(剣)などがあり、興味深く見ました。聖堂の内部には聖天使たちのイコンが描かれ、そのフレスコ画は息をのむような美しさでした。 広い庭内をゆっくり散歩しました。清めの井戸があったので、そこで手を洗い、口をすすぎ、花々に囲まれながら写真を撮りました。
2021.12.10 02:07§12.ブルサナの村の木の教会 Bârsana 2010.8.5 8月5日(木)16時20分、私たちはシゲット・マルマツィエイを離れ、マラムレシュ地方の村々に点在する木の教会を訪ねることにしました。マラムレシュ地方の木の教会は世界遺産にも登録されています。 【ブルサナ村】 Bârsana 私たちはこの日、ブルサナ、ロザウリャ、イエウド、ボグダン・ヴォーダの村々にある五つの教会を訪ねることができました。 マラムレシュ地方では昔ながらの農村生活がかいま見られました。私たちが民家の連なる細い路地を進んでいくと、鶏の親子が何羽も道端でえさを啄んでいました。私たちがそろそろと車を進めていくとひな鳥たちは怖がる様子もなく道を譲ってくれました。 最初訪れた教会はひなびた村の一角にありました。木の門をくぐっていくとプルネ...
2021.12.03 09:30§7.渦巻き洗濯機 2010.8.4 三日の夜はマリアさんの両親が暮らしているビストラ村の家に泊めていただきました。 四日の朝、マリアさんのお父さんと散歩をしました。最初畑に行って二人でキューリをかじりました。その後おもしろいものがあるといって案内してくれたのは、vâltoare(ヴルトアーレ)というものでした。vâltoare を辞書で調べると「川や海の渦、渦巻き)とあります。小川を流れる水が崖状のところで二、三メートルも落下するところがあります。小さな滝のようなものです。小川の水が流れ盥(たらい)状の大きな水貯めに流れ落ちると、水はその水貯めの中で回転して渦巻きをつくります。この仕掛けを利用して村人たちは「絨毯の洗濯」(spălat covoare) をするのです。私はこのようなルー...