トゥルダ峡谷とレチェア修道院へ 2010.8.3

 今日の午後から明日の17時までの観光の計画はすべてマリアさんに任せています。気温は35度にも達していましたが、車内は冷房がしっかり効いて快適でした。車に乗るとマリアさんがこれからの見学地を教えてくれました。車がクルージュ・ナポカからトゥルグ・ムレシュに向かう途中、私たちは二箇所に立ち寄りました。

【トゥルダ峡谷】(Cheile Turzii) 

 トゥルダの町にある峡谷はすばらしい景観(superbul peisaj)を形づくっていました。巨岩、奇岩が山肌からむき出しになって、圧倒されるような迫力がありました。地震が山と山の間に亀裂をつくったのでしょうか。小川の流れる木陰では家族キャンプを楽しむ人たちが昼食を食べていました。私たちもそこの山荘のレストランで昼食をとりました。マリアさんがご馳走してくれました。

 私「cheileとはおもしろい言い方ですね。山と山を峡谷が結びつけているように見えるから cheile(鍵)と言うのでしょうか?」  

マリア「cheile は vale(谷) のことですよ。」

  私は不思議に思って急いで cheie を辞典で調べてみました。すると、私は「鍵」という意味しか知りませんでしたが、なんと複数形(chei)で「峡谷・渓谷」の意味を表すと載っているのでびっくりしました。(注:複数形 chei に定冠詞の le がついて cheile となる)しかし、「峡谷は山と山をつなぐ鍵のようだ」と考えた私の発想は意外と語源(語の成り立ち)と関係があるのかもしれません。

【レチェア修道院】 Mănăstirea Recea 

次に訪れたのはレチェア修道院です。サンタ・マリアにゆかりのある修道院ということでした。庭の草花が丁寧に手入れされ、きれいに咲いていました。行き交う修道女たちはつつましく穏やかな笑みを浮かべて通り過ぎていきました。静かだけれど、ここには幸せな時間が流れていると私は感じました。 

ルーマニア館

遥かなる東欧の国ルーマニアに魅せられた私の館『ルーマニア館』は『ルーマニア愛満載館』です。

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