アマリネイ氏と読む日本の俳句(7)

正岡子規の詠んだ秋の俳句 
ともし火の 見えて紅葉の 奥深し
この俳句のルーマニア語への翻訳はネクライ・アマリネイ氏によるものです。

Haiku de toamnă al lui Masaoka Shiki 
lumini
Apar prin roșul intens al
frunzelor de toamnă
(tradus de domnul Neculai Amălinei)

(コメント)
「ともし火」は人家の灯りでしょうか、電柱の灯りでしょうか。その灯りに照らされて濃い闇の中に紅葉が浮かび上がってくる様子です。「紅葉の奥深し」は紅葉の景色の広がりを表したものでしょう。絵画的で美しい句です。
ネクライ氏は「秋の葉の赤い広がりを通して明かりが現れる」と表しました。原句の魅力を見事に訳出されています。ともし火がスポットライトのように働いて美しい紅葉の広がりを見せてくれるのです。

ルーマニア館

遥かなる東欧の国ルーマニアに魅せられた私の館『ルーマニア館』は『ルーマニア愛満載館』です。

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