"Amintiri din tinerețe" 序文・その5


 関口コルネリア先生から序文を書いていただきました。その一部を紹介します。


 この絶え間ない変化と向上に身を置きながら、佐藤芳則さんはルーマニア語とルーマニア文化に関連する別の将来の企画を既に実行に移しました。それはルーマニアの物語を日本語に翻訳することです。 

 これまで見てきたように、彼の行動はロベルト・ムージルの「次のステップ」の理論または教義によって明確に定義することができます。ロベルトはこう述べています。「今何をするかはまだ決まっていない。今することは常に行為の後である。なぜなら未来というものは(変えがたい運命として受容し)身を捧げるものというよりは、むしろ(自分自身の力で)変革するものであり、現在とは私がまだ理解していない仮説にすぎないからである。」と。 (ロベルトのことばは言葉を補って解釈しています。)

 お互いにもっと親しくなってから、私は発見しました。自分自身に未だ確固たる自信を持てないながらも、自分にとって知的または精神的に役立つものを永遠に探し求める勤勉な学生と経験豊かな先生が彼の中に混在していることを。ためらいがちに前進する若者と聡明なベテランとが彼の中に混在していることを。それこそが佐藤芳則さん自身なのです。


コルネリア関口 

 外務省研修所ルーマニア語講師
 成蹊大学ルーマニア語講師
 東京外国語大学准教授

ルーマニア館

遥かなる東欧の国ルーマニアに魅せられた私の館『ルーマニア館』は『ルーマニア愛満載館』です。

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