§12.ブルサナの村の木の教会 Bârsana 2010.8.5

 8月5日(木)16時20分、私たちはシゲット・マルマツィエイを離れ、マラムレシュ地方の村々に点在する木の教会を訪ねることにしました。マラムレシュ地方の木の教会は世界遺産にも登録されています。 


【ブルサナ村】 Bârsana
 私たちはこの日、ブルサナ、ロザウリャ、イエウド、ボグダン・ヴォーダの村々にある五つの教会を訪ねることができました。

 マラムレシュ地方では昔ながらの農村生活がかいま見られました。私たちが民家の連なる細い路地を進んでいくと、鶏の親子が何羽も道端でえさを啄んでいました。私たちがそろそろと車を進めていくとひな鳥たちは怖がる様子もなく道を譲ってくれました。
 最初訪れた教会はひなびた村の一角にありました。木の門をくぐっていくとプルネ(prune)の畑がありました。

 その最初の教会を見て帰るとき、コステルがプルネの実を二個もいで私に一個くれました。教会の畑の木の実をもいだりしてバチが当たらないかと私は心配しました。 

  もう一つのブルサナの教会はとても美しいものでした。抜けるように澄んだ青空の下、広大な敷地に美しい教会群が立ち並んでいました。観光客も多く、参道には美しい花々が咲き乱れていました。マラムレシュ地方の教会を代表するもっとも美しい教会がこのブルサナの教会ではないかと私は思いました。

  ボグダン・ヴォーダの教会を見、その夜はこの村に宿泊することにしました。村の中心に感じのいいペンションが見つかりました。ペンションの向かいに聖王ボグダン・ヴォーダの銅像が立っていたので、そこでも写真を撮りました。
 夕食はトキトゥーラ(豚肉とソーセージのシチュー)、ミテティ、サラダという豪華版になりました。ビールと白ワインも飲みました。コステルは旅行の費用がかさまないようにと気遣って、その夜も相部屋にしてくれました。だから私はせめて食事くらいは好きなものを食べ、好きなものを飲んでほしいと思い、財布の紐を緩めました。 

ルーマニア館

遥かなる東欧の国ルーマニアに魅せられた私の館『ルーマニア館』は『ルーマニア愛満載館』です。

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